フトアゴヒゲトカゲ

夏の暑さからトカゲを守る!快適な温度設定のためのエアコン活用法

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フトアゴヒゲトカゲはオーストラリアの半乾燥地域や砂漠に生息しています。暑さには強そうと思われがちですが、実はそうでもありません。日本の夏は暑いので、飼育する上ではケージの中の温度管理はとても重要です。

特に真夏は室温が高くなりすぎることが多く、エアコンの使用が最適な対策になります。室温が高いままだと熱中症になることもあり、フトアゴヒゲトカゲの健康状態に大きな影響を与えてしまいます。

この記事ではフトアゴヒゲトカゲを育てるのに必要な夏場の温度管理について解説します。

フトアゴヒゲトカゲを飼うのに温度管理が重要な理由

フトアゴヒゲトカゲの飼育において最も重要な要素の一つが「温度管理」です。

フトアゴヒゲトカゲは変温動物です。変温動物とは、外部の環境温度に依存して体温が変化する動物のことで魚類、両生類、爬虫類がこれに該当します。外部の温度が高いと体温も上がり、逆に外部の温度が低いと体温が下がります。自然界では日光浴など体温調節をしています。

ケージの中の温度はフトアゴヒゲトカゲの食欲や消化、代謝に大きく体調に影響します。特に日本の蒸し暑い夏はトカゲにとってストレスになることが多く、飼育ケージ内はフトアゴヒゲトカゲが快適に過ごせるように温度管理をしてあげる必要があります。

フトアゴヒゲトカゲの生息地と気候

フトアゴヒゲトカゲはオーストラリア中東部の内陸に生息しています。

砂漠気候〜草原気候地帯に生息しているので、乾燥気味な森林や砂漠など砂漠気候地帯の気候をもとに温度管理をするのが良いとされています。

フトアゴヒゲトカゲが生息する地域の気温

フトアゴヒゲトカゲが生息する地域の最高気温は約33〜40℃、日によって40℃を超える、かなり過酷な環境です。

また最低気温は約18〜20℃と、昼と夜の寒暖差は激しいです。

最高気温は約15〜27℃と日中は、日本に比べて暖かく過ごしやすい気候になっています。

ですが、最低気温は約3〜9℃と、夜間はかなり冷え込みます。

フトアゴヒゲトカゲの飼育に最適な温度帯

温度管理でとくに重要なのが、バスキングスポットの温度と クールスポットとの温度勾配です。

  • 日中のバスキングスポット:35〜40℃
  • ケージ内のクールスポット:25〜28℃
  • 夜間の温度:20〜23℃

これらの温度帯を維持することがフトアゴヒゲトカゲの快適な生活を支えるために非常に重要です。

日本では夏場、室温が30℃以上になることも多く生体とって負担が大きすぎます。7月〜9月くらいは24時間エアコンを活用して適切な温度に保つことが必要です。

夏場のエアコン設定温度:26〜28℃がベスト

蒸し暑い日本の夏、簡単に安全に温度管理するにはエアコンが必須です。

エアコンを使って室温を調整する際のポイントは、「フトアゴヒゲトカゲが過ごしやすい温度にする」ことです。夏場は、室温を26〜28℃に設定するのが理想的です。

これによって、ケージ内のクールスポット(涼しい場所)が適切な温度に保たれます。また、バスキングライトを使ってホットスポット(暖かい場所)をつくり、トカゲが自由に温度を調整できる環境をつくります。

エアコンの風が直接当たると、温度管理が不安定になりやすいので、直接ケージに当てないようにしましょう。

我が家でのエアコンを使った温度管理

私は仕事場に爬虫類を置いています。部屋が広く業務用のエアコンをつけており、夜間帰宅時も夏場はエアコンを切りません。

我が家ではエアコンを昼間は26℃、夜間は28.5℃に設定していて、常時室温が上がりすぎないようにしています。私が冷え性なので昼間も26℃よりは下げないのですが暑がりな方はもう少し下げても大丈夫と思います。

夜間は少し高めの28.5度にしているのは業務用のエアコンでセンサーがついていないためです。室内の温度が下がりすぎても、省エネモードにならずガンガン冷風を送り出すので少し高めの設定にしています。

家庭用のエアコンだと、通常はセンサーがついているので25〜27℃くらいの設定がおすすめです。

温湿度計はスイッチボットを使っています。スイッチボットの温湿度計は外出中でも、スマホのアプリから遠隔で温度の確認できるので安心です。スイッチボットのハブと連携することで設定した温度の範囲から異常が発生した場合にアプリでアラートが届きます。

エアコンもスイッチボットで管理することで、室温が上がりすぎたり下がりすぎたりした時も、遠隔で設定温度の調節ができるのでおすすめです。

スイッチボットのハブミニは5000円くらい、温湿度計は2000円くらい、どちらもAmazonで購入しました。スイッチボットのシリーズはAmazonのセールの時に毎回安くなるのでセール中に買うのがおすすめです。

サーキュレーターも常に弱でまわし室内の温度が安定しやすいようにしています。私は無印良品のサーキュレーターを愛用していてとても使いやすいです。

6年ほども前に無印良品で6000円くらいで購入しました。

温湿度計はケージの中の一番涼しそうな場所に置くと良いです。私はケージの右奥に置いてます。

24時間エアコンをつけっぱなしとなると電気代も気になるところですが、特に暑い7月、8月あたりは消さない方がよいです。

私の家は業務用のエアコンで動力で動いているのですが、夏場の一番暑い時期24時間つけっぱなしにしていても動力分の請求が5000円程度です。

自宅に爬虫類を置いていた時は、家庭用のエアコンをつけっぱなしで電気代として8000円くらいでした。なので、そんなにいうほどにものすごく電気代がかかる感じではない印象です。

9月に入って最高気温が30℃を下回ってきたら、自分が部屋にいない時のエアコンは止めてもいいと思います。

まとめ

エアコンの活用は安全で確実な暑さ対策として最適です。フトアゴヒゲトカゲが夏を元気に過ごせるよう、しっかりと温度管理を行うことが大事です!

 

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