ヒョウモントカゲモドキ

ヒョウモントカゲモドキ飼育のリスクマップ!初心者が陥りやすい罠とその回避方法

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ヒョウモントカゲモドキは、爬虫類飼育が初めての方でも難しくなく簡単に飼え、見た目も可愛いく人気のあるペットです。

初めて飼育する際には、いくつかの注意点があります。本記事では、飼育初心者が犯しがちなミスとその対策について、具体的な事例を交えて詳しく解説します。

飼育環境の整備不足

ケージの大きさや温度・湿度管理が適切か確認しよう

初心者が陥りがちなミスの一つに、適切な飼育環境を整えられていないことがあります。ケージのサイズが小さすぎたり、温度や湿度の管理が不十分だったりすることが多いです。

その他にも、ケージの置き場所が悪くヒョウモントカゲモドキが神経質になりやすくなってしまっていることもあります。

温度管理ができていなく、体調を壊してしまった事例

私は初めてヒョウモントカゲモドキをお迎えした年の冬、パネルヒーターだけで温度管理していたところいつの間にかケージ内の温度が下がってしまいました。また乾燥がかなり進んでしまって低湿度の状態が長く続いてしまいました。

結果しばらくの間、食欲がおちてしまって痩せてしまいました。

いつもは冷凍コオロギを与えていたのですが、活デビュアに変えてみたりしましたが全く見向きもせずでした。
一度、落ちた食欲はなかなか戻らず結局シリンジで食べさせることにしたのですが、シリンジに慣れてしまって昆虫を自分から食べなくなりました。体調が回復したのは、その年の春が来るまで3ヶ月ほど経ってでした。

飼育環境設定の対策

ケージの選び方: ヒョウモントカゲモドキには、最低でも30×30×30cm以上の広さのケージが必要です。広いスペースを確保することで、ストレスを軽減し、健康を保つことができます。

温度と湿度の管理: ケージ内の温度は日中28~30℃、夜間22~24℃が理想的です。湿度は40~50%を維持しましょう。ヒーターやサーモスタットを使用して、温度を一定に保つことが重要です。

飼育環境の写真やレイアウト例

ヒョウモントカゲモドキの飼育環境の例です。

広いスペースと適切なウエットシェルター、温度管理が整った環境が大事です。
また、立体的なレイアウトにすることでヒョウモントカゲモドキが上下運動できて運動不足解消になっています。

私の飼ってるヒョウモントカゲのケージはジェックスのグラステラリウム3030に入れています。飾りとして背の高い流木を入れていて、夜になるとよく登っているのをみます。他に入れているのはスドーのウエットシェルター、ケージの底にはジェックスのレプタイルヒートというパネルヒーターを入れています。

エサやりのミス

エサの量や栄養バランスは大事です

エサの種類や量、頻度を間違えることもよくあるミスです。特に、エサの与えすぎや、ビタミンやカルシウム不足などが問題です。

ミルワームばかり与えすぎて肥満になってしまった事例

私の爬虫類仲間は、ヒョウモントカゲモドキに毎回ミルワームを与えていたそうです。その結果、肥満になって、健康を害していました。肥満になると解消するのに時間がかかりますし、一度ミルワームになれると他の昆虫を食べたがらなかったりするので少しずつを変えていく必要があります。

爬虫類はこのエサを食べたくないと思ったらお腹が空いていても断固として食べないので嗜好性の高いエサは、ここぞという時の手段として残しておくことをおすすめします。

獣医さんからは、サプリメントを振りかけずに育てているとカルシウム不足でくる病になるから注意するように言われています。

エサの選び方・栄養バランスの対策

適切なエサの種類と頻度: ヒョウモントカゲモドキのエサは、コオロギやデュビア、ミルワームなどの昆を与えます。幼体には毎日、成体には週に2~3回の頻度で餌を与えましょう。

サプリメント: ビタミンDやカルシウムの不足にならないように毎回のエサにサプリメントを振りかけます。

エサの種類ごとの栄養価や与え方

コオロギ: 高タンパクで栄養価が高いく一番おすすめです。ビタミンDやカルシウムパウダーをまぶして与えます。

デュビア: 高タンパクで脂肪分が少ないです。成体におすすめ。

ミルワーム: 高脂肪で嗜好性が高いが、与えすぎに注意。肥満になるので毎食は与えない方がいいです。

健康管理の不足

皮膚の状態や体重など毎日こまめにチェックしよう

日々の健康チェックを怠ることも、初心者が犯しがちなミスです。体重管理や皮膚の状態などのチェックなどを怠ると、病気の兆候を見逃してしまうことがあります。

また脱皮不全のまま放置してしまうと指飛びの原因にもなります。
脱皮不全は指、目、尻尾に起こることが多く、残った皮膚が乾燥して指や尾を締め付けて壊死してしまう事があります。

日々のチェック不足から指飛びしてしまった事例

私の飼ってるヒョウモントカゲモドキは便を足で踏んでしまい指にソイルと一緒に固まってしまっていました。ウエットシェルターに篭りがちな時期だったので毎日観察して状態をチェックしていなかったため気づいた時にはどうにもならない状態になっていました。

水でふやかしながら取ってあげましたが皮膚が炎症を起こして壊死していたため結局指飛びしてしまいました。

指飛びしても元気は元気なのですが、毎日の観察は大事だなと反省をしています。

日々の健康管理の対策

日々の観察: ヒョウモントカゲモドキの行動や姿勢、皮膚の状態を日々チェックし、異常がないか確認します。特に食欲や活動量の変化は健康状態のバロメーターです。

体重管理: 定期的に体重を測定し、急激な体重変動がないか確認します。体重が減少している場合は、食欲不振や消化不良が原因かもしれません。

健康チェックの具体的な方法やチェックリスト

体重測定: 週に一度、デジタルスケールで体重を測定。

皮膚の状態: 脱皮不全や傷がないか確認。

目と鼻の状態: 目やにや鼻水がないかチェック。

食欲と活動量: 食欲があるか、活動的かどうか観察。

過剰な触れ合い

必要以上に触るのはやめよう

ヒョウモントカゲモドキは基本的に人に触られるのが苦手です。過剰な触れ合いはストレスを引き起こし、健康に悪影響を及ぼすことがあります。

過度に触りすぎてしまい食欲がなくなってしまった事例

私の飼ってるヒョウモントカゲモドキを自宅から職場に引っ越しをした頃、毎日いろいろな人が近くでじっと見たり、触ったりしていました。また昼間、私のいないところで、ケージを叩いて起こす人がいたりしてヒョウモントカゲがストレスを感じてしまい、ウエットシェルターから出てこなくなってしまいまいました。食欲もあまりなく元気がない日が続き心配しました。

ヒョウモントカゲモドキにストレスがかからないように、叩かないでほしいという張り紙をして触らないようにという声かけをしていくことで、環境に慣れてウエットシェルターからも出てくるようになり食欲も戻りました。

ヒョウモントカゲモドキとの触れ合いの対策

触れ合いの頻度: 生体を触るのは短時間にとどめ、ヒョウモントカゲモドキがリラックスできるよう配慮しす。必要以上に触れ合うのは避け最低限のケアにとどめます。

触れ合いの際の注意点

注意点: 触れ合いは1日10分以内にとどめる。ペットが嫌がる場合は無理に触らない。

ケージの清掃不足

ケージの掃除は日々丁寧にしよう

ケージの清掃を怠ると、衛生状態が悪化し、病気の原因となります。食べ残しのエサや糞を放置すると、細菌やカビが繁殖しやすくなります。

掃除を疎かにしてしまって体調不良を起こしてしまった事例

私がしばらく仕事が忙しく掃除を疎かにしていた時期、週に1度程度まとめて掃除をしていたのですが、何が原因になったのか特定はできませんでしたが、飼っていたヒョウモントカゲモドキが感染症にかかり鼻水が詰まってしまいご飯を食べれなくなってしまいました。

口呼吸をずっとしていて気づいて、病院に連れて行き抗生剤で回復しましたが、やはり毎日の清掃をする中で生体の様子をよく観察できるので大事だなと感じました。

ケージの衛生管理の対策

定期的な清掃: ケージの清掃は、ヒョウモントカゲモドキの健康を維持するために欠かせません。糞やエサの残りは毎日取り除き、ソイルを使う場合の床材は半年に1回はで交換します。

清掃の手順や使用する道具の紹介

毎日の清掃: 毎日、糞や食べ残しのエサを取り除きます。これにより、細菌やカビの繁殖を防ぎます。ウエットシェルターも毎日水換えをします。

週に一度の清掃: ケージ全体を拭き掃除します。特にウエットシェルターはカビが生えやすいので念入りに洗います。

月に一度の徹底清掃: ケージの中のすべてのパーツを出して、洗浄します。これにより、細菌や寄生虫の繁殖を防ぎます。

使用する道具
ピンセット: 糞や餌の残りを取り除くために使用します。
消毒スプレー: ケージの消毒に使用します。生体に安全なものを選びます。
スポンジやブラシ: ケージの隅々までしっかりと掃除するために使用します。
新しい床材: 定期的に交換するために用意しておきます。

まとめ

ヒョウモントカゲモドキの飼育は、適切な環境とケアをすることで、健康で長生きさせることができます。正しい飼育方法を実践することで、ヒョウモントカゲモドキとの楽しい時間を過ごしましょう。

 

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