ヒョウモントカゲモドキ

ヒョウモントカゲモドキ初心者さんのためのリスク回避ガイド!失敗談から学ぶ安全な飼育法

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ヒョウモントカゲモドキは、適切な知識と準備なしに飼育を始めると、思わぬトラブルに見舞われる可能性があります。本記事では、ヒョウモントカゲモドキの飼育における一般的なリスクと、それを回避するための具体的な方法を、実際の失敗事例を交えて詳しく解説します。これから飼育を始める方はもちろん、すでに飼育している方にも役立つ情報をお届けします。

  1. 飼育環境の整備不足
    1. ケージの大きさや温度・湿度管理が適切か確認しよう
    2. 温度管理ができていなく、体調を壊してしまった事例
    3. 飼育環境設定の対策
      1. ケージの選び方
      2. 温度と湿度の管理
    4. 飼育環境の写真やレイアウト例
  2. エサやりのミス
    1. エサの量や栄養バランスは大事です
    2. ミルワームばかり与えすぎて肥満になってしまった事例
    3. エサの選び方・栄養バランスの対策
      1. 適切なエサの種類と頻度
      2. サプリメントは毎回振りかける
    4. エサの種類ごとの栄養価や与え方
      1. コオロギ
      2. デュビア
      3. ミルワーム
  3. 健康管理の不足
    1. 皮膚の状態や体重など毎日こまめにチェックしよう
    2. 日々のチェック不足から指飛びしてしまった事例
    3. 日々の健康管理の対策
      1. 日々の観察
      2. 体重管理
    4. 健康管理の具体的なチェック方法とポイントを紹介!
      1. 体重測定
      2. 皮膚の状態
      3. 目と鼻の状態
      4. 食欲と活動量
    5. 異常を感じたら?
  4. 過剰な触れ合い
    1. 必要以上に触るのはやめよう
    2. 過度に触りすぎてしまい食欲がなくなってしまった事例
    3. ヒョウモントカゲモドキとの触れ合いの対策
    4. 触れ合いの際の注意点
  5. ケージの清掃不足
    1. ケージの掃除は日々丁寧にしよう
    2. 掃除を疎かにしてしまって体調不良を起こしてしまった事例
    3. ケージの衛生管理の対策
    4. 清掃の手順や使用する道具の紹介
      1. 毎日の清掃
      2. 週に一度の清掃
      3. 月に一度の徹底清掃
  6. まとめ

飼育環境の整備不足

爬虫類専門の獣医師である鈴木博士によると、「ヒョウモントカゲモドキの健康管理において、適切な温度と湿度の維持は極めて重要です。特に、温度勾配を作ることで、彼らが自然な体温調節行動を取ることができます。これにより、ストレスを軽減し、免疫系を健全に保つことができます。」

ケージの大きさや温度・湿度管理が適切か確認しよう

初心者が陥りがちなミスの一つに、適切な飼育環境を整えられていないことがあります。ケージのサイズが小さすぎたり、温度や湿度の管理が不十分だったりすることが多いです。

その他にも、ケージの置き場所が悪くヒョウモントカゲモドキが神経質になりやすくなってしまっていることもあります。

温度管理ができていなく、体調を壊してしまった事例

私は初めてヒョウモントカゲモドキをお迎えした年の冬、パネルヒーターだけで温度管理していたところいつの間にかケージ内の温度が下がってしまいました。また乾燥がかなり進んでしまって低湿度の状態が長く続いてしまいました。

結果しばらくの間、食欲がおちてしまって痩せてしまいました。

いつもは冷凍コオロギを与えていたのですが、活デビュアに変えてみたりしましたが全く見向きもせずでした。
一度、落ちた食欲はなかなか戻らず結局シリンジで食べさせることにしたのですが、シリンジに慣れてしまって昆虫を自分から食べなくなりました。体調が回復したのは、その年の春が来るまで3ヶ月ほど経ってでした。

飼育環境設定の対策

ケージの選び方

ヒョウモントカゲモドキには、最低でも30×30×30cm以上の広さのケージが必要です。広いスペースを確保することで、ストレスを軽減し、健康を保つことができます。

温度と湿度の管理

ケージ内の温度は日中28~30℃、夜間22~24℃が理想的です。湿度は40~50%を維持しましょう。ヒーターやサーモスタットを使用して、温度を一定に保つことが重要です。

【ケージセットのポイント】
• ケージサイズは最低30×30×30cm以上を確保
• 温度は日中28~30℃、夜間22~24℃を維持
• 湿度は40~50%を保つ

飼育環境の写真やレイアウト例

ヒョウモントカゲモドキの飼育環境の例です。

広いスペースと適切なウエットシェルター、温度管理が整った環境が大事です。
また、立体的なレイアウトにすることでヒョウモントカゲモドキが上下運動できて運動不足解消になっています。

私の飼ってるヒョウモントカゲのケージはジェックスのグラステラリウム3030に入れています。飾りとして背の高い流木を入れていて、夜になるとよく登っているのをみます。他に入れているのはスドーのウエットシェルター、ケージの底にはジェックスのレプタイルヒートというパネルヒーターを入れています。

【おすすめのケージセットアップ用品】
1. ジェックス グラステラリウム3030:適切なサイズと通気性を確保
2. スドー ウエットシェルター:適度な湿度を維持し、脱皮をサポート
3. ジェックス レプタイルヒート:安定した温度管理が可能なパネルヒーター

エサやりのミス

エサの量や栄養バランスは大事です

エサの種類や量、頻度を間違えることもよくあるミスです。特に、エサの与えすぎや、ビタミンやカルシウム不足などが問題です。

ミルワームばかり与えすぎて肥満になってしまった事例

私の爬虫類仲間は、ヒョウモントカゲモドキに毎回ミルワームを与えていたそうです。その結果、肥満になって、健康を害していました。肥満になると解消するのに時間がかかりますし、一度ミルワームになれると他の昆虫を食べたがらなかったりするので少しずつを変えていく必要があります。

爬虫類はこのエサを食べたくないと思ったらお腹が空いていても断固として食べないので嗜好性の高いエサは、ここぞという時の手段として残しておくことをおすすめします。

獣医さんからは、サプリメントを振りかけずに育てているとカルシウム不足でくる病になるから注意するように言われています。

エサの選び方・栄養バランスの対策

適切なエサの種類と頻度

ヒョウモントカゲモドキのエサは、コオロギやデュビア、ミルワームなどの昆を与えます。幼体には毎日、成体には週に2~3回の頻度で餌を与えましょう。

サプリメントは毎回振りかける

ビタミンDやカルシウムの不足にならないように毎回のエサにサプリメントを振りかけます。カルシウム不足になると、くる病になります。

エサの種類ごとの栄養価や与え方

コオロギ

高タンパクで栄養価が高い一番おすすめです。ビタミンDやカルシウムパウダーをまぶして与えます。

デュビア

高タンパクで脂肪分が少ないです。成体におすすめ。

ミルワーム

高脂肪で嗜好性が高いが、与えすぎに注意。肥満になるので毎食は与えない方がいいです。

健康管理の不足

皮膚の状態や体重など毎日こまめにチェックしよう

日々の健康チェックを怠ることも、初心者が犯しがちなミスです。体重管理や皮膚の状態などのチェックなどを怠ると、病気の兆候を見逃してしまうことがあります。

また脱皮不全のまま放置してしまうと指飛びの原因にもなります。
脱皮不全は指、目、尻尾に起こることが多く、残った皮膚が乾燥して指や尾を締め付けて壊死してしまう事があります。

日々のチェック不足から指飛びしてしまった事例

私の飼ってるヒョウモントカゲモドキは便を足で踏んでしまい指にソイルと一緒に固まってしまっていました。ウエットシェルターに篭りがちな時期だったので毎日観察して状態をチェックしていなかったため気づいた時にはどうにもならない状態になっていました。

水でふやかしながら取ってあげましたが皮膚が炎症を起こして壊死していたため結局指飛びしてしまいました。

指飛びしても元気は元気なのですが、毎日の観察は大事だなと反省をしています。

日々の健康管理の対策

日々の観察

ヒョウモントカゲモドキの行動や姿勢、皮膚の状態を日々チェックし、異常がないか確認します。特に食欲や活動量の変化は健康状態のバロメーターです。

体重管理

定期的に体重を測定し、急激な体重変動がないか確認します。体重が減少している場合は、食欲不振や消化不良が原因かもしれません。

定期的な健康チェックと体重測定の実施が大事!

健康管理の具体的なチェック方法とポイントを紹介!

体重測定

週に1度を目安に、デジタルスケールを使用し、グラム単位で正確に測定しましょう。

・急激な体重の増減は要注意!記録を残し、体重の変化の傾向を把握しましょう。

皮膚の状態

毎日観察しましょう。特に脱皮前は念入りに、全身の皮膚をくまなくチェックします。

・脱皮不全: 皮膚が残っていないか、指や尻尾に締め付けがないか確認。特に、目や耳周辺は要注意!
・傷: 傷や腫れ、出血がないか確認。
・ダニ・寄生虫: 体表に黒っぽい点や白い点がついていないか確認。
・異常な突起物: 腫瘍などが無いか確認。

目と鼻の状態

毎日観察しましょう。目や鼻の状態をよく観察します。

・目ヤニ: 過剰な目ヤニ、涙が出ていないか。目の濁りや充血がないか。
・鼻水: 鼻水が出ていないか、鼻詰まりを起こしていないか。
・口の周りの泡: 呼吸困難の可能性があるのですぐに病院へ。

食欲と活動量

毎日観察しましょう。餌の食べ方や活動量、排泄の様子を観察します。

・食欲: 餌を食べる勢いや量に変化がないか。
・活動量: いつもと比べて元気がない、動きが鈍いなど。
・排泄: 糞の状態(色、形、量、回数)に変化がないか。

異常を感じたら?

健康チェックで少しでも異常を感じたら、自己判断せず、すぐに爬虫類に詳しい獣医師に相談しましょう。早期発見・早期治療が、ヒョウモントカゲモドキの健康を守ることに繋がります。

過剰な触れ合い

必要以上に触るのはやめよう

ヒョウモントカゲモドキは基本的に人に触られるのが苦手です。過剰な触れ合いはストレスを引き起こし、健康に悪影響を及ぼすことがあります。

過度な触れ合いは避け、ストレスを最小限にしましょう

過度に触りすぎてしまい食欲がなくなってしまった事例

私の飼ってるヒョウモントカゲモドキを自宅から職場に引っ越しをした頃、毎日いろいろな人が近くでじっと見たり、触ったりしていました。また昼間、私のいないところで、ケージを叩いて起こす人がいたりしてヒョウモントカゲがストレスを感じてしまい、ウエットシェルターから出てこなくなってしまいまいました。食欲もあまりなく元気がない日が続き心配しました。

ヒョウモントカゲモドキにストレスがかからないように、叩かないでほしいという張り紙をして触らないようにという声かけをしていくことで、環境に慣れてウエットシェルターからも出てくるようになり食欲も戻りました。

ヒョウモントカゲモドキとの触れ合いの対策

生体を触るのは短時間にとどめ、ヒョウモントカゲモドキがリラックスできるよう配慮しす。必要以上に触れ合うのは避け最低限のケアにとどめます。

触れ合いの際の注意点

触れ合いは1日10分以内にとどめる。ペットが嫌がる場合は無理に触らない。

ケージの清掃不足

ケージの掃除は日々丁寧にしよう

ケージの清掃を怠ると、衛生状態が悪化し、病気の原因となります。食べ残しのエサや糞を放置すると、細菌やカビが繁殖しやすくなります。

掃除を疎かにしてしまって体調不良を起こしてしまった事例

私がしばらく仕事が忙しく掃除を疎かにしていた時期、週に1度程度まとめて掃除をしていたのですが、何が原因になったのか特定はできませんでしたが、飼っていたヒョウモントカゲモドキが感染症にかかり鼻水が詰まってしまいご飯を食べれなくなってしまいました。

口呼吸をずっとしていて気づいて、病院に連れて行き抗生剤で回復しましたが、やはり毎日の清掃をする中で生体の様子をよく観察できるので大事だなと感じました。

ケージの衛生管理の対策

ケージの清掃は、ヒョウモントカゲモドキの健康を維持するために欠かせません。糞やエサの残りは毎日取り除き、ソイルを使う場合の床材は半年に1回はで交換します。

清掃の手順や使用する道具の紹介

毎日の清掃

毎日、糞や食べ残しのエサを取り除きます。これにより、細菌やカビの繁殖を防ぎます。ウエットシェルターも毎日水換えをします。

週に一度の清掃

ケージ全体を拭き掃除します。特にウエットシェルターはカビが生えやすいので念入りに洗います。

月に一度の徹底清掃

ケージの中のすべてのパーツを出して、洗浄します。これにより、細菌や寄生虫の繁殖を防ぎます。

清掃頻度 作業内容
毎日 糞や食べ残しの除去、水の交換
週1回 ケージ全体の拭き掃除、ウエットシェルターの洗浄
月1回 すべてのパーツを取り出し、徹底洗浄

まとめ

ヒョウモントカゲモドキの飼育は、適切な環境とケアをすることで、健康で長生きさせることができます。正しい飼育方法を実践することで、ヒョウモントカゲモドキとの楽しい時間を過ごしましょう。

 

 

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