アンダーウッディサウルスミリー

アンダーウッディサウルスミリーの魅力と飼育方法!成功の秘訣と注意点

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アンダーウッディサウルスミリー(Underwoodisaurus milii)はナキツギオヤモリとも呼ばれる、オーストラリア原産の小型のヤモリです。

私が初めてアンダーウッディサウルスミリーと出会ったのは、地元の爬虫類ショップでした。大きな瞳と愛らしい表情に一目惚れし、その日のうちに飼育を決意しました。現在3年目の飼育になりますが、その魅力的な姿と穏やかな性格に毎日癒されています。

今回は、実際の飼育経験を基に、このかわいいヤモリの特徴や飼育方法について詳しく解説していきます。

アンダーウッディサウルスミリー(ナキツギオヤモリ)とは?

アンダーウッディサウルスミリーは、ナキツギオヤモリとも呼ばれ、オーストラリアの乾燥地帯に生息しています。体長は約10~15cmで、特徴的な大きな目と太い尾が魅力です。夜行性で、主に夜間に活動します。彼らは乾燥した環境に適応しており、飼育も比較的簡単です。

アンダーウッディサウルスミリーの飼育に必要なアイテム

アンダーウッディサウルスミリーの飼育には、以下のアイテムが必要です。

ケージは30cm×30cmがおすすめ

アンダーウッディサウルスミリーの飼育には、30×30cm程度のガラス水槽やプラスチックケースが適しています。ペア以上で飼育する場合は、45×60cm程度の広さが必要です。

私はエキゾテラのレプテリア クリアネオ400slimを使っています。通気性がとても良くて、お世話もしやすい設計なので気に入っています。

私は爬虫類の他、熱帯魚、海水魚も飼っていて飼育用品はいつもネットショップのチャームさんで購入しています。レプテリア クリアネオ400slimは8000円くらいでした。

【ケージのおすすめ】
・最低でも30×30cm程度の広さ
・ペアだと45×60cm程度の広さ

ウェットシェルターで隠れ家+水分補給

隠れ家となるウェットシェルターをケージ内に配置します。これにより昼間に引きこもれる安心した空間ができます。

レオパのようにシェルター内を高湿度にする必要はないので素焼きなどにこだわる必要はありません。しかし、別で水分補給用の水入れを用意しないといけないので、ウエットシェルターが結局のところ使いやすいです。

スドーのウェットシェルターを使っています。Amazonで500円くらいでした。レオパやニシアフはMサイズを使っていますがアンダーウッディサウルスミリーは個体が小さいのでSで十分です。

【シェルターのおすすめ】
・スドーのウェットシェルターS
・Amazonで500円程度

暖房器具はパネルヒーターがおすすめ

ケージ内の温度を保つために必要です。パネルヒーターをケージの半分くらいに敷き、温まれる場所(ホットスポット)と涼める場所(クールスポット)を作ります。

私はジェックスのレプタイルヒートSを使っています。コンセントに差すだけで、爬虫類の快適温度を一定に保ってくれる安心安全な暖房器具です。Amazonで3000円程度でした。

【暖房器具のおすすめ】
・ジェックスのパネルヒーター、レプタイルヒートS
・Amazonで3000円程度

温度計と湿度計は必須

ケージ内の温度と湿度を常にチェックするために必要です。これにより、適切な環境を維持できます。アンダーウッディサウルスミリーの適正温度は26〜30℃くらいです。

私はREPTIZOOの爬虫類用の温湿度計を使っています。ケージの前面にも、側面にも吸盤でガラスにつけれるので見た目もスッキリでおすすめです。Amazonで1000円くらいでした。

【温湿度計のおすすめ】
・REPTIZOOの爬虫類用の温湿度計
・Amazonで1000円程度

床材はウォールナッツサンドがおすすめ

床材はすぐに交換できるキッチンペーパーなどもいいですが、やっぱりせっかく飼うなら見かけも素敵にしたいですよね。

私の使ってるウォールナッツサンドは細かすぎず、見た目も自然で消臭効果も抜群なのでとてもおすすめです。

ウォールナッツサンドはくるみの殻を粉砕した天然の素材からできています。乾燥地帯に住む爬虫類飼育に向いていると言われていて吸水性、通気性に優れていておすすめです。

床材は定期的に交換し、清潔な環境を保つことが重要です。ウォールナッツサンドは燃えるゴミとして処理ができます。

ビバリアのウォールナッツサンドはチャームで5kg2000円くらいです。

【床材のおすすめ】
・ビバリアのウォルナットサンド
・5kg2000円
アンダーウッディサウルスミリーのケージレイアウトについてはこちらの記事で解説しています。

餌とサプリメント

コオロギやミルワームなどの生き餌と、カルシウムやビタミンD3のサプリメントが必要です。人工フードをたべる個体もいると思いますが、私の飼ってるアンダーウッディサウルスミリーは活き餌のみしか食べません。

水入れはウエットシェルターがあれば大丈夫

新鮮な水を常に入れておくための水入れが必要です。水は毎日交換し、清潔を保ちます。ウエットシェルターを置く場合はシェルターの上に水を入れておけばいいです。

餌と給餌方法

餌の種類とサプリメント

コオロギやミルワームは、アンダーウッディサウルスミリーの主食です。餌は生きたものが好まれますが、冷凍コオロギや人工フードも利用できます。

餌にはカルシウムやビタミンD3のサプリメントをまぶして与えることで骨の健康を保ちます。特に成長期の個体には重要です。

アンダーウッディサウルスミリーのエサについてはこちらの記事で解説しています。

私の体験談

我が家のアンダーウッディサウルスミリーは、特にコオロギを好んで食べます。面白いエピソードとして、初めは人工フードも試してみましたが、全く興味を示さず、むしろ不機嫌そうな表情を見せました。

しかし、コオロギを与えると目を輝かせて追いかける姿が印象的でした。給餌の際は、ピンセットでコオロギを掴んで目の前でゆっくり動かすと、すぐに反応して食べてくれます。

給餌の頻度

若い個体(ベビー)は毎日、成体は2~3日に一度の頻度で餌を与えます。過剰な給餌は肥満の原因となるため、適量を守ることが大切です。

ベビー 毎日
成体 2~3日に一度

餌の与え方

アンダーウッディサウルスミリーが餌を食べるときは非常に機敏です。獲物に対して素早くアタックする姿は野生のハンターらしさを感じさせます。

しかし食べるのはとても下手です。ピンセットから与えますがいつもなかなか上手く食べれず、失敗し過ぎると気持ちが萎えて食べるのを諦めてしまいます。一度、諦めるとその日は食べません。

ピンセットを使って食べやすい向きで食べやすい角度で与えてあげることが大事です。

健康管理と注意点

病気の予防

アンダーウッディサウルスミリーは比較的丈夫なヤモリですが、適切な環境管理が必要です。特に、温度や湿度の管理を怠ると、脱皮不全やクル病などのリスクが高まります。定期的に健康チェックを行い、異常があれば早めに対処しましょう。

脱皮のサポート

アンダーウッディサウルスミリーは定期的に脱皮を行います。脱皮不全を防ぐために、ケージ内にウェットシェルターを設置し、湿度を適切に保つことが重要です。

私の飼ってるアンダーウッディサウルスミリーは、一度だけ脱皮不全を経験しました。その時はかなり焦りましたが、お湯を使って優しくサポートしてあげたことで無事に解決しました。

この経験から、湿度管理の重要性を痛感し、以来私は日々の湿度チェックや、湿度調整のための対策を怠らないようにしています。

脱いだ皮の処理

レオパなどのヤモリは脱いだ皮を食べる習性がありますが、アンダーウッディサウルスミリーは皮を食べません。脱皮柄はそのまま脱ぎ捨ててあります。ケージ内に放置しておくと雑菌が繁殖する原因となるので速やかに取り除きましょう。

ハンドリングの注意

アンダーウッディサウルスミリーは人懐っこい性格ですが、過度なハンドリングはストレスの原因となります。必要最低限のハンドリングに留め、優しく扱うことが重要です。ハンドリングの際は、手を清潔にし、ゆっくりと動かすよう心がけましょう。

私の体験談

飼育を始めて半年後、モカの食欲が突然低下したことがありました。よく観察してみると、温度計の不具合で気づかないうちにケージ内の温度が下がっていたことが原因でした。

すぐにパネルヒーターを新調し、適温(28℃前後)を維持したところ、2日後には元気を取り戻しました。この経験から、毎日の温度チェックの重要性を痛感しました。

アンダーウッディサウルスミリー(ナキツギオヤモリ)の性格と行動

性格は穏やかで大人しい

アンダーウッディサウルスミリーは、比較的穏やかで大人しい性格を持っています。攻撃的ではなく、人間に対してもフレンドリーな個体が多いです。このため、初心者でも飼育しやすいヤモリの一つとして評価されています。日中は隠れがちなことが多いですが、夜になると活発に活動する夜行性の生き物です。

好奇心旺盛な性格

環境の変化に対して比較的柔軟で、飼育環境に早く慣れることができます。新しいものに対しても興味を示し、時折ケージの中を探検する様子が見られます。ケージを開けると近寄ってくることもあります。

おとなしく落ち着いてる

アンダーウッディサウルスミリーは非常に落ち着いた性格を持っているため、ハンドリングも比較的簡単です。爬虫類全般に言えることですがハンドリングはストレスがかかります。ハンドリングの際は優しく扱い長時間行わないことが大切です。

行動の特徴

夜行性の生活リズム

アンダーウッディサウルスミリーは夜行性のため、日中は岩や植物の下など、隠れられる場所で静かに過ごしています。しかし、夜になるとケージ内を活発に動き回り、餌を探したり、ケージの隅々を探索する様子が観察できます。

厚い尾を使った独特な防衛行動

彼らの最も特徴的な身体的特徴は、その名前の由来にもなっている「厚い尾」です。この尾は脂肪を蓄える機能を持ち、ヤモリが飢餓状態に陥った時にエネルギー源となります。また、敵に襲われた時には、尾を振ったり体を膨らませるような威嚇行動を見せ、相手を驚かせることで身を守ろうとします。

鳴き声でのコミュニケーション

アンダーウッディサウルス・ミリーは、他のヤモリと同様に鳴くことがあります。特に危険を感じたり、驚いた時に小さな鳴き声を上げることがあります。この声は他の個体や外敵に対する警告のような役割を果たしています。

まとめ

アンダーウッディサウルスミリーは、その可愛らしい見た目と飼育のしやすさから、多くの爬虫類愛好家に愛されています。適切な環境を整え、健康管理を怠らないことが長く健康に飼育することができるコツです。

 

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