フトアゴヒゲトカゲ

フトアゴヒゲトカゲの日光浴完全ガイド! 室内と屋外での方法と注意点、効果的なバスキングスポットの作り方

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フトアゴヒゲトカゲはオーストラリアの乾燥地帯に生息するトカゲで、自然界では太陽の光を浴びて体温を調整しています。

飼育下でも、適切な日光浴をさせてあげることで健康を維持し、活発に過ごせるようになります。

この記事では、バスキングスポットの作り方や、室内と屋外での日光浴の利点と注意点について詳しく解説します。

フトアゴヒゲトカゲにとって日光浴がなぜ大切か?

フトアゴヒゲトカゲの健康には日光浴が欠かせません。

太陽の光には、ビタミンD3を生成するために必要な紫外線B(UVB)が含まれており、これがカルシウムの吸収を助けます。

適切なUVBを得られないと、フトアゴヒゲトカゲはくる病骨軟化症などのリスクが高まります。

また、日光浴は代謝や消化機能を活発にし、健康に保つために必須です。
飼育下では、バスキングスポットを設置し、室内でもこの日光浴に近い環境を作ることが重要です。

バスキングスポットの重要性と作り方

フトアゴヒゲトカゲの飼育では、バスキングスポットをつくることで日光浴の代わりができます。

バスキングスポットは、トカゲが体を温める場所であり、紫外線B(UVB)ライトと保温ライトを組み合わせて作られます。

バスキングスポットを作るための基本ポイント

  • 温度管理:バスキングスポットの温度は35〜40℃が理想的です。フトアゴヒゲトカゲは変温動物なので、自分で体温を調整できないため、温度が適切でないと消化不良や免疫力低下の原因になります。
  • UVBライト:UVBはフトアゴヒゲトカゲにとって非常に重要です。ライトの距離や強度を適切に調整することが重要です。
    UVBライトの効果は時間と共に弱まるため、6ヶ月〜1年に1度の交換が必要です。
    ライトが切れるわけではないので定期的に交換しましょう。
  • 光のサイクル:自然界の昼夜のリズムを再現するために、バスキングライトとUVBライトは1日10時間ほど点灯させ、夜は消します。

私のうちのバスキングスポットはこちら

エキゾテラのソーラーグローUV 125wを使っています。

福岡にある爬虫類ショップ、アンテナさんで購入しました。6000円くらいです。

こちらはバスキングとUVBが一緒になってるタイプです。
80wも売っていますが125wの方が断然に調子が上がりました。

バスキングスポットの直下には、近所のホームセンターで200円くらいで買ってきた大きな石を2つ組み合わせて置いており、石が良い具合に温まっていて、朝起きてすぐや食後など日中は、よくお腹を温めています。

今どれくらいのUVBが出ているか測ることができる、紫外線チェッカーなるものも売っていますが、うちの子は紫外線の効果が落ちてくると、食欲が落ちてくるのでそろそろ交換の時期だとわかりやすいです。

ライトが切れる時まで使うと紫外線量はかなり落ちてしまっているので、だいたい6ヶ月に一度は交換するようにします。

ライトは効果が落ちて必要と感じた時にネットで注文するのでは、日にちがかかりすぎるので1つは予備を置いておくのをおすすめします。

爬虫類ショップやペットショップにも置いてありますがネットで購入する方がはるかに安いです。

外での日光浴の利点と安全な方法

フトアゴヒゲトカゲが屋外で直接太陽の光を浴びるのは、自然に最も近い形で健康を促進します。

太陽光は人工のUVBライトよりも強力で、より自然な形でビタミンD3の生成を助けます。

外での日光浴を行う際の注意点

  • 安全な環境を確保:外での日光浴を行う際は、逃げ出してしまったり、小さな動物や鳥に狙われないように必ず安全な場所で、離れず見守ることが大切です。
  • 直射日光と日陰のバランス:直射日光は健康に良いですが、長時間浴びすぎると熱中症のリスクがあります。必ず日陰にトカゲが自由に移動できるようにして、体温を調整させましょう。
  • 外気温の確認:外の日光浴は、気温が適切である場合にのみ行うことが推奨されます。理想的な外気温は25〜30℃で、あまりにも暑い日や寒い日には控えましょう。
  • 日光浴の時間:1回あたり10分〜15分の日光浴が目安です。過度に長い時間日光に当てると、トカゲにとって負担になることがあります。

 日光浴後のケア

外での日光浴後は、フトアゴヒゲトカゲが十分に水分を取れるようにしましょう。

特に、暑い日には脱水のリスクが高まるため、ケージ内に新鮮な水を置き、軽く霧吹で水を吹きかけるなどして水分補給を促すことも重要です。

我が家での外での日光浴

職場に爬虫類を置いているので、仕事の合間の短時間に時々外に出します。

シューズボックスにタオルを引いてトカゲを入れて、マンションの下の日向と日陰のあるところで、そっと日光浴させていますが、通りがかりの子どもたちによく声をかけられます。

「これ何ですか〜?トカゲ??え??飼ってるんですか??」と良く話しています。
大人よりも子どもの方が目線が低いので気づくんだと思います。

このシューズボックスはダイソーで買ったものです。
蓋を閉めて使うこともあるので上部には穴を開けました。

フトアゴヒゲトカゲの大きさにちょうどピッタリサイズで、病院へ連れて行く時や温浴をする時などにも使いやすいです。

私は日焼けを絶対したくないので、紫外線をカットする日焼け止めをしっかり塗って、日陰に入りつつ、トカゲは日光の当たるところで紫外線を浴びさせています。

真夏でだいたい10分もすればトカゲが移動したがるので、そのタイミングで帰っています。

室内に戻った後は水分補給をさせます。
うちの子は水皿から直接、水を飲まないので化粧品用の移し替え用のシリンジであげています。

スポイドはseriaで購入したものの先端をハサミで切って加工して使っています。
ダイソーにも売っていて使い比べましたがこちらが使いやすいです。

まとめ:フトアゴヒゲトカゲにとっての日光浴の重要性

フトアゴヒゲトカゲにとって日光浴は、ビタミンD3の生成と健康維持のために欠かせない要素です。

室内でのバスキングスポットの設置はもちろん、外での自然な日光浴も、トカゲにとって非常に効果的です。

バスキングスポットと外での日光浴をうまく組み合わせて、フトアゴヒゲトカゲにとって最適な環境が提供できます。

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