フトアゴヒゲトカゲが健康的に快適に過ごせるためには、ケージレイアウトがとても大事です。
ケージレイアウトはできるだけ自然界に似た環境を作ってあげて、フトアゴヒゲトカゲがストレスなく過ごせるようにしてあげます。
この記事では、フトアゴヒゲトカゲの自然界での生活にあったケージレイアウトのための必須アイテムと配置方法の、具体的な例について解説します。
ケージの大きさと配置
フトアゴヒゲトカゲのケージの大きさは、快適な生活を送るための基本です。
成長したフトアゴヒゲトカゲには最小限でも90cm×45cm×45cmのケージが推奨されます。
ケージの配置場所:
- 直射日光を避ける:窓際は温度が急上昇することがあるため避け、室内の温度が安定している場所に設置しましょう。
- エアコンや暖房器具の風が直接当たらない:温度や湿度が急変しないように注意します。
バスキングスポットの設置
フトアゴヒゲトカゲは、変温動物であるため、ケージ内で自分の体温を調整できるように、体を暖めるためのバスキングスポットが必要です。
ケージ内には暖かいエリアと涼しいエリアの温度差を作り、トカゲが自由に移動して体温を調整できる環境を整えます。
バスキングスポットのポイント:
- バスキングライト:ケージの上部にバスキングライトを設置し、理想的な温度である35〜40℃に保ちます。
バスキングライトが当たる部分はケージの一部にのみにして、他の部分は涼しいエリアとして温度を下げます。 - UVBライト:カルシウムの吸収を助け、骨の健康を保つためにUVBライトも必須です。
保温ライトと一緒になってるタイプと別々のタイプがあり、私は一緒になってるものを使っています。 - 岩:バスキングスポットの直下には、トカゲが登って日光浴できる岩を配置すると岩が温まってトカゲがお腹を温めます。
3. クールスポット(涼しい場所)の確保
ケージ内には、トカゲが涼しく過ごせるクールスポットを作ります。
バスキングスポットが高温である一方で、クールスポットは25〜28℃程度の温度に保たれると良いです。
フトアゴヒゲトカゲが自分で移動して適切な温度の場所を選べるように、暖かい場所と涼しい場所をバランスよく配置しましょう。
隠れ家の設置
フトアゴヒゲトカゲは、安心感を得るために時々隠れる場所を必要とします。ケージ内に隠れ家を設けることで、トカゲがリラックスできる空間を提供できます。
隠れ家の設置場所と選び方:
- 隠れ家はクールスポットに設置します。フトアゴヒゲトカゲが暑くなったときに涼しい場所で安心して休めるためです。
- 隠れ家の素材は、プラスチックや木製、ココナッツシェルなどがありますが、ケージの中の雰囲気に合わせて私は流木を使っています。
床材の選び方
床材は、フトアゴヒゲトカゲが快適に過ごせるかどうかに大きな影響を与えます。
適切な床材を選ぶことで、衛生面の維持やトカゲの健康にも役立ちます。
おすすめの床材:
- ペーパータオル:簡単に掃除ができるので初心者にはおすすめです。見た目は良くないのですが、トカゲが小さい頃は誤飲のリスクもないのでおすすめです。
- 爬虫類専用のデザートソイル:見た目も自然で一番おすすめです。定期的な清掃が必要です。
避けるべき床材:
砂や細かい粒子の床材は、トカゲが誤って飲み込んでしまい、消化不良や腸閉塞を引き起こすリスクがあります。
水場と湿度管理
フトアゴヒゲトカゲは乾燥地帯出身のため、湿度が高すぎると病気の原因になりますが、適度な水分補給と湿度管理は健康維持のために大切です。
水場の設置
- ケージ内に浅い水皿を設置し、トカゲがいつでも水を飲めるようにします。定期的に清掃し、常に新鮮な水を用意します。
水皿から直接飲めない子もいます。その場合はスポイドなどで直接与えることが必要です。
うちの子は水皿を用意しますが小さい頃から1回も飲んでるところを見たことがないです。 - 湿度を保つため、週に数回は霧吹きで軽くケージ内に水を吹きかけ、乾燥しすぎないようにします。ケージ内の湿度は30〜40%程度に保ちます。特に冬場暖房かけてる時は乾燥しやすいのでこまめな霧吹きがい必要です。
装飾品で自然な環境を演出
フトアゴヒゲトカゲのケージ内に自然な装飾を演出することで、見た目の美しさを高めることができます。
装飾のポイント:
- 流木や岩を配置して、フトアゴヒゲトカゲが登ったり、隠れたりできる場所を作ります。
トカゲが立体運動できる場を作ってあげると運動不足にならないです。 - 植物を配置すると、ケージ内の環境が自然に見え、素敵な空間になります。
フトアゴヒゲトカゲが誤って食べてしまうことがあるので無毒なものを選びます。エアプランツを流木につけたりするとカッコよいです。
我が家のケージレイアウト
- ケージ:オーダーで作ってもらった木製ケージを使っています。
サイズは90cm×45cm×45cm、Brandyというお店で購入しました。
木製ケージは見た目がナチュラルでおしゃれですごく気に入っています。アカシア集成材でできていて、ガラスの引き戸、天板は金網で取り外しのできる蓋がついていました。蓋はほぼ使っていません。
底は高さ6cmの防水クッションフロアでコーキング仕上げされています。
空気孔、クリップバー、配線穴もついてて使用感も最高です。
- バスキングスポット:エキゾテラのソーラーグローUV125wのライトを使っています。カバーはエキゾテラのライトドーム18cmがぴったりです。ライトは80wもありますが、125wを付けてる方が断然に調子が上がりました。
バスキングライトの直下には大きな石を2つ重ねて置いています。ホームセンターで200円くらいで買ってきました。グラグラしないように流木と合わせて固定しています。 - 隠れ家:うちの子は身体が全部入る隠れ家を置くと、全く出てこなくなってしまうので隠れ家というより落ち着いて身体を休める場として流木を置いています。時々、うまいこともぐって休んでいます。隠れているとは言えない程度ですが木の下にもぐってゆっくりしているのでちょうど良さそうです。
- 床材:GEXのエキゾテラ、デザートソイルを使っています。消臭効果がとても良く、粒が大きくて粉が舞わないのが気に入ってるポイントです。
Amazonで10kg入りを買って入れました。2300円くらいなのでコスパも良く何回もリピートして購入してます。だいたい1年に1回くらい入れ替えをするようにしています。 - 水皿:うちの子は水皿から水を飲まないので設置していません。小さい頃は入れていたのですが全く
- ハンモック:メルカリで買った手作りの麻でできたハンモックをつけています。けっこうハンモックの上で寝てたりして可愛いです。
- 植物:エアプランツを置いてた時もあったのですが、うちの子は食べてしまいそうな素ぶりが見えたので撤去しました。グリーンがあると素敵なのですが安全第一なので、うちは置いてないです。見た目の部分でも楽しめるお気に入りポイントはケージです。
木製ケージは雰囲気出て、あたたかみもあるので本当おすすめです。
まとめ:フトアゴヒゲトカゲにとっての理想的なケージレイアウト
フトアゴヒゲトカゲのケージレイアウトは、健康維持やストレス軽減に直結する重要な要素です。
トカゲが快適に過ごせる空間を作りながら、見た目にもこだわって楽しい爬虫類ライフを楽しめます。
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