ニシアフリカトカゲモドキ

ニシアフリカトカゲモドキの快適な夏場のケージレイアウト!見た目もこだわる具体的な設置方法

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ニシアフリカトカゲモドキは、多彩なモルフ(品種)や穏やかな性格で、爬虫類飼育者の間で人気の高いトカゲです。 快適なケージレイアウトを整えることで、健康的で元気に育てることができます。本記事では、夏場に最適なニシアフリカトカゲモドキのケージレイアウトとポイントについて、具体的な例を交えて解説します。

  1. ケージの種類と適切なサイズ
    1. ケージの素材と種類
      1. ガラス製ケージは見やすい
      2. プラスチック製ケージは軽くて安い
      3. アクリル製ケージは傷が付きやすい
    2. 私のおすすめケージ:グラステラリウム
      1. 通気性が良い
      2. 暖房器具が設置できる
      3. 重量と安定感
    3. 安くておすすめ:レプタイルボックス
  2. ケージ内の床材選び
    1. おすすめの床材
      1. キッチンペーパーは簡単
      2. デザートソイルは見た目が良い
  3. 避けるべき床材:誤飲リスクを防ぎ健康を守るための選択
    1. 誤飲の危険性がある床材とは?
    2. 避けるべき床材の種類
      1. 砂(シリカサンドやカルシウムサンド)はダメ
      2. 細かいソイル(ウォールナッツサンドなど)はダメ
  4. 隠れ家(シェルター)の設置
    1. ウエットシェルターのメリット
      1. おすすめのシェルター
      2. ドライシェルターとの併用
  5.  照明と温度管理
    1. 温度設定のポイント
      1. 暖かい場所
      2. 涼しい場所
  6. 水分と湿度の管理
    1. 水皿で水分供給
    2. 湿度の管理
  7. 装飾は安全なものを
  8. 我が家のケージレイアウトの実例
    1. 床材はデザートソイル
    2. スドーのウエットシェルター
    3. 夏場もパネルヒーター
    4. エアプランツはオシャレ
    5. スイッチボットの温湿度計
  9. ニシアフリカトカゲモドキのケージ清掃と衛生管理
    1. 毎週の部分清掃
      1. 排泄物の除去
      2. 食べ残しの処理
      3. 水皿の洗浄
      4. 軽い拭き掃除
    2. 月に1度の徹底的なケージ清掃
      1. ケージ内のすべてのアイテムを取り出す
      2. アイテムの洗浄
      3. ケージ内部の拭き掃除
      4. 乾燥
  10. まとめ

ケージの種類と適切なサイズ

ニシアフリカトカゲモドキは、単体飼育が推奨されるため、個体ごとにケージを用意しましょう。 繁殖期を除き、複数の個体を同居させるとストレスやけがの原因になることがあります。推奨サイズは30cm×30cm×30cm程度です。

ケージの素材と種類

ガラス製ケージは見やすい

ガラス製のケージは傷がつきにくく、透明度が高いため観察に適しています。デメリットは重さですが、安定感があり保温性も優れています。

プラスチック製ケージは軽くて安い

軽量で取り扱いやすく、清掃も簡単です。ただし、暖房器具を直接取り付けることができない点に注意が必要です。ガラスケージやアクリルケージに比べると圧倒的に安いので多頭飼いな方に愛用している方が多いです。

アクリル製ケージは傷が付きやすい

軽量ですが、傷がつきやすく経年劣化が目立つため、見た目を重視するならガラスケージが良いでしょう。

私のおすすめケージ:グラステラリウム

私は、爬虫類用に特化したグラステラリウムを使用しています。爬虫類用に作られてるだけあって、とても使いやすいです。

このガラス製ケージは前面が観音開きになっており、エサやりや掃除が簡単です。また、天井が取り外せるため、大掃除の際に上部を開けると作業がしやすいです。

通気性が良い

天井がメッシュになっているため、空気の流れが良く、湿気がこもりません。

暖房器具が設置できる

暖突などの暖房器具を取り付けることもできるため、冬場でもニシアフリカトカゲモドキが快適に過ごせます。

重量と安定感

5kg程度の重さがあり底材を入れるとさらに重くなりますが、その分安定感があります。掃除や模様替えを考慮しつつ、使いやすさも重視しています。

安くておすすめ:レプタイルボックス

定番のプラスチックボックスです。サイズは20cm×30cm×15cmくらい。

天井がスライド式なのが特徴でメンテナンスしやすいです。天板が本体と磁石でくっつくようになっていて脱走防止の工夫がされています。

私も使ったことありますがプラスチック製なので軽く、掃除の時など動かすのが断然に楽です。価格も3000円代でガラス製に比べると安いです。

デメリットとしてはプラスチック製なので暖房器具は直接取り付けることができないです。何匹か飼う場合はサイズも小さめなので良いです。

ケージ内の床材選び

床材はトカゲモドキの生活環境に大きな影響を与えますし、見た目もかなり変わるため、慎重に選ぶ必要があります。 おすすめの床材とメリット・デメリットについて紹介します。

おすすめの床材

キッチンペーパーは簡単

取り替えが簡単なので、汚れたら都度取り替えができるため、ケージ内を清潔に保ちやすいです。誤飲のリスクも少ないので初心者にもおすすめです。ただし、自然な環境を再現するには不向きなので、見た目にこだわる場合は合わないです。

我が家も飼い始めた頃、キッチンペーパーを使っていました。
ケージサイズが30cm×30cmなので、一般的なキッチンペーパーだとおよそ21cm×21cmくらい、1回に2枚必要なのですが、コストコで買った『Scott  SHOP TOWELS』というキッチンペーパーは28cm×28cmくらいなので1枚で床をまかなえます。
もともとは車やバイクの整備に使うペーパータオルとして売られてるもので、水で洗って搾って、繰り返し使えるのが特徴です。

いわゆるキッチンペーパーだと水分を含むとぐちゃぐちゃになりがちで、かなりの頻度で取り替えるので4ロールセットのキッチンペーパーもあっという間になくなっていたのですが
こちらは水洗いして、3回くらいは繰り返し使えるのでコスパも良いです。

今はソイルを使っていますが、キッチンペーパーを使うなら間違いなくScott  SHOP TOWELSがおすすめです。

デザートソイルは見た目が良い

自然な砂漠のような質感があり、見た目も良いため、ケージの雰囲気を高めたい場合におすすめです。ペットショップや爬虫類専門店にも定番で売ってますが、私はAmazonで10kg単位で購入しています。

デザートソイルのおすすめポイントは消臭効果です。ソイルに臭いが吸着するそうで、排泄をしても気づかないくらいです。また、排泄物とソイルがまとまってくれるのでポイっと捨てるだけとお掃除が簡単です。

だいたいケージの底から3cmくらいの厚さになるように敷くのが良いとされています。
衛生的にも定期的な交換は必ず必要で、半年に1回は新しいソイルと交換します。

避けるべき床材:誤飲リスクを防ぎ健康を守るための選択

ニシアフリカトカゲモドキのケージ内に敷く床材は、誤飲のリスクが低く、管理がしやすいものを選ぶことが重要です。 一部の床材は誤飲による消化不良や腸閉塞を引き起こす可能性があるため、特に注意が必要です。

誤飲の危険性がある床材とは?

ニシアフリカトカゲモドキは、食事の際や移動中に床材を誤って口に入れてしまうことがあります。 床材が細かい粒状や粉状である場合、誤飲によって消化器官に負担がかかり、腸閉塞や消化不良などの深刻な健康問題につながることがあるため、十分な配慮が必要です。

避けるべき床材の種類

砂(シリカサンドやカルシウムサンド)はダメ

砂状の床材は細かい粒子が誤飲しやすく、特に消化器系への悪影響を及ぼしやすいため、ニシアフリカトカゲモドキには推奨されません。

カルシウムサンドは一見安全に思えますが、誤飲した際に体内で固まりやすく腸閉塞のリスクが高まります。

シリカサンドは細かい粒子が誤飲によって腸内に詰まり、消化不良や腸閉塞の原因になります。

細かいソイル(ウォールナッツサンドなど)はダメ

ソイル系の床材の中でも、粒子が細かいウォールナッツサンドなどは、ニシアフリカトカゲモドキが誤って飲み込みやすい特性があります。

ウォールナッツサンドは胡桃の殻を粉砕して作られます。見た目や風合いが自然に近く魅力的ですが、消化器に詰まりやすい粒子構造でニシアフリカトカゲモドキの腸に問題を引き起こすリスクがあります。

隠れ家(シェルター)の設置

ニシアフリカトカゲモドキは夜行性のため、日中はシェルターの中で休むことが多いです。 シェルターを設置することで、落ち着ける空間を提供しストレスを軽減します。

ウエットシェルターのメリット

ウエットシェルターは湿度の高い環境を作り出し、ニシアフリカトカゲモドキの脱皮を助ける役割を果たします。 湿度が不足すると脱皮不全のリスクが高まるため、ウエットシェルターは必須アイテムです。

おすすめのシェルター

スドーのウエットシェルターは、素焼きの素材で作られています。水分が蒸発しにくく、シェルター内部に長時間湿度を保つことに優れています。 内部の湿度を維持しやすいので、乾燥地帯出身の爬虫類でも必要な湿度を確保することが可能です。

スドーのウエットシェルターは使い方がシンプルで、メンテナンスも簡単です。 内部に水を染み込ませることで簡単に湿度を保つことができ、毎日のメンテナンスも手間がかかりません。

素焼きのため軽く洗浄すればすぐに乾燥し、掃除も簡単で衛生的です。

ドライシェルターとの併用

ドライシェルターとしてはアイシェルターもあり、見た目が華やかです。色々なカラーバリエーションがあって、コレクターも多いようです。私も1つだけ持っていますが、形も色も素敵です。

アイシェルターとウエットシェルターの2種類を用意することで、ケージ内で異なる湿度環境を提供することができます。脱皮や湿度調整にはウエットシェルター、普段の休息にはアイシェルターといった使い分けができます。二シアフリカトカゲモドキが快適に過ごせる選択肢が増え、ストレスが軽減されます。

 照明と温度管理

ニシアフリカトカゲモドキは夜行性であるため、UVBライトは必須ではありませんが、昼夜のリズムを再現することは重要です。 日中は照明を点灯させ夜間は消灯し、ニシアフリカトカゲモドキが自然に近いリズムで生活できるようにします。

温度設定のポイント

ケージ内に暖かい場所と冷たい場所を作り、ニシアフリカトカゲモドキが自分で移動しながら体温を調節できるようにします。

暖かい場所

30〜32℃を維持します。パネルヒーターを使って、ケージの下部は温めます。

涼しい場所

24〜26℃を保つため、ケージ内の一部には涼しいスペースを作ります。

我が家では夏場は27℃のエアコンを常時稼働させ、熱中症対策をしつつパネルヒーターで温度を補助しています。

水分と湿度の管理

乾燥地帯出身のニシアフリカトカゲモドキには、常に新鮮な水を供給する必要がありますが、ケージ内全体を湿らせる必要はありません。

水皿で水分供給

ケージ内には水皿を設置し、毎日新しい水に交換して清潔を保ちましょう。

湿度の管理

湿度が低すぎると、脱皮不全を引き起こす可能性があります。湿度の管理には、ケージ内に湿度計を設置し、適切な湿度を保つようにしましょう。湿度が低い場合には霧吹きで保湿します。

装飾は安全なものを

ケージ内に岩や流木、植物などを設置するとより自然な雰囲気を作り出すことができます。

ニシアフリカトカゲモドキが誤飲する可能性がある小さなパーツや、ケガの危険があるようなものは避けましょう。

我が家のケージレイアウトの実例

私の家にはニシアフリカトカゲモドキが2匹います(モルフはオレオとスノー)。2匹それぞれのケージは、エキゾテラのグラステラリウム3030を使用しており、通気性やメンテナンス性に優れています。

レオパードゲッコー1匹もいるので、このケージを3つ並べて置いてラックに置いています。ラックもナチュラルな感じが良かったので天板がウッドタイプにしました。

隣のケージが見えるのですが、そんなに気にしてる様子もないので特に仕切りなどはつけてません。神経質な個体の場合は隣の様子が見えない方が落ち着くかもしれません。

以下は、実際に使用しているアイテムやレイアウトのポイントです。

床材はデザートソイル

デザートソイルを敷いてます。見た目もよく消臭効果もあるのでエキゾテラのデザートソイルを買って使っています。

買い始めた頃はキッチンペーパーを使っていて、交換が簡単など、使い勝手は良かったのですが、ソイルの方がカッコ良いのでやめました。底から3cmほど敷いてます。

だいたい半年に1度は大掃除で全部交換するようにしています。ソイルはそのまま燃えるゴミとして出せます。

スドーのウエットシェルター

ウエットシェルターはスドーのシェルターが機能的に一番良いです。サイズはMを使っています。うちの個体は大きめなのですが、けっこうまるまることができて、広すぎなシェルターは落ち着かないのでアダルト個体のほとんどの場合、Mで良いと思います。

おしゃれなのはアイシェルター、私は落ち着いたグリーンを飼って始めの頃は、ケージの中にアイシェルターとスドーのウエットシェルターを入れていました。

アイシェルターはドライのシェルターなので、ウエットシェルターと合わせて2つのシェルターをケージに入れます、湿度の高い低いで使い分けてそうでしたが、エアプランツを飾りたくなって今は撤去しています。

夏場もパネルヒーター

みどり商会のピタリ適温プラス3号を使っています。1枚で2つのケージ分がまかなえて、温度もある程度調整できるのがおすすめポイントです。ケージの3分の1ほどの下に当たるように敷いています。

ジェックスのレプタイルヒートSも持っていて、こちらはレオパのケージ下に敷いてます。
どちらもコンセント挿すだけで使いやすいですが、レプタイルヒートの方が暖かいように感じます。

ケージの上のヒーターは夏場はつけませんが、ケージ底のパネルヒーターは年中つけています。
床材は乾燥しやすいので、湿度が下がっている時は霧吹きをしています。

エアプランツはオシャレ

園芸屋さんで買ってきたエアプランツを、ホームセンターで買った流木にボンドでくっつけました。

そういうものもお花屋さんに売っていますが、自分で作った方がエアプランツの種類を選べるし、そもそもお安くできます。

エアプランツは水やりを忘れがちですが、ときどき水やりしないと枯れます。ライトも必要で、ケージ上部に水槽用の小さなライトを置いて1日5時間ほど点灯させています。

スイッチボットの温湿度計

スイッチボットの温湿度計を使っていて、スイッチボットのハブと連携させて、携帯のアプリから常に今の状態のチェックができるようにしています。

設定した温度を超えるとアラートが鳴ります。スイッチボットを使うことで、エアコンの操作も携帯から操作できるので外出中でも安心です。

私は基本的に常時エアコンONなので使っていませんが、条件を設定して温湿度計が31℃超えたら、冷房を27℃をつけるとか25℃を下回ったら冷房をOFFとかそういった設定もできます。

すごく便利なのですが、たまに作動してない時あったりするので、自分の目で確認はどんな時もした方がいいです。

ニシアフリカトカゲモドキのケージ清掃と衛生管理

ニシアフリカトカゲモドキのケージを清潔に保つことは、健康を維持するために欠かせないポイントです。ケージ内に排泄物や食べ残しが溜まると、悪臭やバクテリアの発生源となり、ニシアフリカトカゲモドキのケージの健康リスクを高める原因になります。

毎週の部分清掃と月に1度の徹底的なケージ清掃を行うことで、ニシアフリカトカゲモドキのケージにとって快適で安全な環境をつくれます。

毎週の部分清掃

毎週の部分清掃では、排泄物や食べ残しを取り除くことで、バクテリアの繁殖を防ぐことができます。 ニシアフリカトカゲモドキは排泄物をケージ内の特定の場所にすることが多いですが、衛生を保つため、排泄物や食べ残しは見つけ次第こまめに取り除きます。

排泄物の除去

ケージ内で排泄物が確認できた場合は、その都度取り除きます。排泄物が床材に染み込んでいる場合は、その部分の床材も取り除きましょう。

食べ残しの処理

ニシアフリカトカゲモドキは昆虫や野菜を食べるため、食べ残しが残っているとケージ内にカビが生えます。食事後の食べ残しは必ず片付けます。

水皿の洗浄

水皿は毎日新鮮な水に交換し、週に一度は洗浄して清潔に保つことが大切です。洗浄には中性洗剤を使用し、洗い終わったら十分にすすぎます。

軽い拭き掃除

ケージ内の壁やシェルターなども、軽く拭き掃除をして汚れや水アカを取り除きます。清掃用の布を使い、目に見える汚れを落としましょう。

月に1度の徹底的なケージ清掃

月に1度の徹底清掃では、ケージ内のすべてのアイテムや床材を取り出し、細部までしっかりと掃除します。この清掃で、普段の部分清掃では取り切れない細かな汚れや雑菌を除去し、トカゲの健康リスクを抑えます。

ケージ内のすべてのアイテムを取り出す

水皿、シェルター、床材、飾りなど、ケージ内のアイテムをすべて取り出します。床材をすべて入れ替えるタイミングとしてもおすすめです。

アイテムの洗浄

取り出したシェルターや水皿などは、中性洗剤を使ってよく洗浄します。洗浄後は十分に乾かし、残留洗剤が残らないようしっかりすすぎましょう。

ケージ内部の拭き掃除

ケージ内の壁面や底も、爬虫類用の安全な消毒剤や、酢を薄めた水で拭き掃除を行います。掃除に使う布やスポンジは専用のものを用意しておき、他の用途に使用しないようにしましょう。

乾燥

清掃後は、ケージ内を完全に乾燥させてからニシアフリカトカゲモドキを戻します。 湿気が残っているとカビやバクテリアの原因になるため、乾燥を確認してから生体を入れるのが大切です。

まとめ

ニシアフリカトカゲモドキのケージレイアウトは、健康と快適さを確保するための重要な要素です。適切なケージのサイズ、床材、シェルター、温度管理、水分と湿度の管理、装飾の選択、そして定期的な清掃を行うことで、ニシアフリカトカゲモドキが長く健康に過ごすことができます。

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